GAMMA(複合型移動平均線)の1分足スキャルピング

GAMMA1分足トレード
収束と拡散の果てに勝利あり

はじめに

GAMMA(Guppy Multiple Moving Average)は12本の指数平滑移動平均線(EMA)を一度に表示するトレンド系のテクニカルテクニックです。今回はGAMMAを使用したスキャルピング手法を解説します。基本的にはスキャルピングだけでなく、5分足、15分足を使用したデイトレードでも使用できます。

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GAMMAの設定は12本のEMA

GAMMAは、期間の短い6本のEMAを「短期線グループ(3・5・8・10・12・15)」、期間の長い6本のEMAを「長期線グループ(30・35・40・45・50・60)」とし、それぞれに色を分けて表示します。

GAMMAの設定
短期と長期で色分けをする


一般的にGMMAの判断の仕方は、赤い線の長期線グループでトレンドの状態や方向を判断し青い線の短期線グループで短期的な値動きの動向を見て、売買のタイミングを図るテクニカルです。赤い線がセットアップ、青い線がトリガーの役割と考えます。

1分足スキャルパーが使いやすいテクニカルGAMMA

1分足は値動きを激しく感じるために、テクニカルがなかなか使いにくい足といえます。なぜならテクニカルは過去のデータを使用しているため、サインが遅れがちになるからです。スキャルピングという短い時間ではサインが出たとしてもすでにトレードチャンス後、ということはよくあります。そんな中でGAMMAは視覚的にトレンドがつかみやすいため、事前に方向を探ることができます。

GAMMAの画面
チャートの状態がよくわかる

ボリンジャーバンドとの併用で逆張りチャンスも生かす

スキャルピングでも基本は順張りです。しかしチャートは上下を繰り返すことから逆張りでも利益を得たいところです。そこでGAMMAにボリンジャーバンドを組み合わせて逆張りも狙います。

GammaとBolin

上のチャートはGAMMAにボリンジャーバンドを表示しています。ボリンジャーバンドの設定は20〜25程度にします。

黒丸のところが基本的なトリガーポイントです。青の短期がスクイーズ(収束)したらサインと受け取ります。このとき判断するのはスクーズ前に波の発生があるかどうか。この波の発生をセットアップとします。波の発生というのはビルドアップといわれるチャートがブレイクのような動きをみせることです。「だまし」といえばわかりやすいかもしれません。

上の上のチャートではA、B、Cの三点がビルドアップになります。Bの手前のピンク矢印の部分も高値を超えているのでビルドアップといえるかもしれません。この状態になったら青の収束を待つというのが基本です。

ビルドアップを見つけるのはボリンジャーバンドの上限を抜ける状態であり、それが、また上限内に戻るのを確認することが大事です。

ビルドアップが発生するとボリンジャーバンドが広がります。イグジット(利確)はボリンジャーバンドの下限にタッチするか、ヒゲが2-3本出た時になります。

レンジ(保ち合い)でのエントリーとイグジット

スキャルピングは1ピップスでも獲得する手法です。トレンドが出ているときはイグジットに迷いが生じますが、レンジの時は、迷いなく1ピップス、あるいはそれ以下でも利確します。

レンジ
赤、青の両方が近接して収束している状態。

上のチャートは1分足でのレンジです。赤がスクイーズして狭い束になっています。青がそれを上下する動きです。このチャートのように赤が収束してきたら「レンジに入るかも」と判断してもいいでしょう。上位足が大きく動き、三角保ち合いの途中によく見られます。1分足でこうなった場合、上下幅は5から10ピップス程度なので、うまくいけば4、5ピップスとれるかもしれませんが、1分足では急進することもあるので1ピップス程度でも十分だと判断します。

この時のトレードは上下のボリンジャーバンドのタッチでエントリーして数ピップスプラスになればイグジット(利確)することです。特に上限や下限のバンドでヒゲが出たら逆張りがトリガーになります。ただし、ロングならヒゲの先端を超える、ショートも同様になったら損切りします。

トレンド発生時のエントリー

GAMMAは赤色が長期、青色が短期とみます。そしてエントリーのセットアップがスクイーズ(収束)となり、タイミングを見計らってエントリーします。トリガーとなるのは青色が赤色を超えた時(ロング)あるいは下回った時(ショート)が基本です。しかし、ボリンジャーバンドを併用することと水平線を利用することで逆張りやブレイクアウトでの飛び乗りもあります。

GAMMAとボリンジャーバンドの併用
1分足ならエントリーの機会が多い

上のチャートで赤丸の部分が赤色がスクイーズ(収束)している場所です。ここがセットアップとなります。そこで青色が抜けるとエントリーするのが基本の手法です。しかし、オレンジ色のところのようにヒゲがボリンジャーバンドの上限や下限に到達している、あるいは抜けるときも逆張りのエントリーチャンスです。ただし、逆張りになるので欲張らず1ピップでもOKとします。また、赤矢印のようにネックラインになるところを進行方向を超えてくるようなら果敢にエントリーする、積み増し(ピラミッティング)するのも利益に厚みを持たせるのに有効な方法です。

終わりに

GAMMAとボリンジャーバンドを併用して1分足でスキャルピングする方法を記しました。このチャートで使用しているのはJFXという会社です。

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