5分足スキャルピングでおすすめのインジケーターの使い方

5分足スキャルピングでおすすめのインジケーターの使い方

はじめに

この記事は5分足スキャルピングでおすすめのインジケーターの使い方を解説します。使用するインジケーターはEMAとボリンジャーバンドです。エントリーポイントやイグジットポイントについても解説します。

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スキャルピングとデイトレの常識を疑え

スキャルピングは1ピップスくらいのトレードを1日で何回も行う、デイトレードは1日で20〜40ピッピス取るなど、そもそもの獲得ピップス数や獲得金額をベースにトレードを考えていませんか。例えば、スキャルピングは1日に何度もチャンスがあるから、自分にあっている。1日で100ピップスくらい取りたいからポンド円のトレードが上手くなりたいといったこともあるかもしれません。

知らず知らずのうちに「トレードはこうあるべき」という刷り込みをしているならいつまでたってもFXトレード収益を残せないかもしれません。トレードはどこでエントリーしてもいいですし、どこでイグジットしても構いませんし、保有時間は数秒でも、数分でも数日でも自分次第です。

要は1ピップスでも100ピップッスでも勝てばいいのです。華麗なるトレードテクニックを身につけても、最終的に負けるようでは意味がありません。トレードとは「こうあるべき」のような精神論や理想論に無意識のうちに従っていませんか。

自分のトレードスタイルがスキャルピングだから、デイトレードだからなどと思い込む必要はありません。チキントレード(すぐに利確する)でも、要は利益さえ重ねればよいのです。スキャルピングやデイトレに勝つ常識は、裏を返せば負け方にもなってしまいます。勝つか、負けるかに常識などない。FXトレードで勝てていない人は、まずは「あるべき理想トレード」から脱することをおすすめします。

方向が定まってから数ピップスか数十ピップス狙っても遅くない

私のトレードスタイルは特に定まっていません。スキャルピングもしますし、デイトレードもしますし、ときには2〜3日のスイングトレードもします。もちろん、常勝ではありませんから普通に負けるときもあります。

その中でも比較的、勝ちやすいのがこれから紹介する5分足のスキャルピング的なデイトレードテクニックです。ユーロドルやドル円なら最大で10〜20ピップス、ポンドが絡んでいるなら20〜40ピップスくらい取るイメージです。ただ、これは相場にもよります。トレンドが強ければ、もっと獲得できますし、レンジならもっと少なくなる場合もあります。

使用するインジケーターはボリンジャーバンドと指数平滑移動平均線(EMA)です。

  • ボリンジャーバンドの設定:20、シグマ±2を表示
  • 指数平滑移動平均線(EMA)の設定:60、240を表示
EMAの設定画面
JFXの設定画面(MAC)
ボリンジャーバンド設定画面
JFXの設定画面(MAC)

EMAを60としているのは、15分足で20EMAに相当するからです。240は1時間足の20EMAに相当します。

方向が定まってからエントリーするのが原則

そもそもスキャルピングは数ピップスとるものというのは思い込みにしか過ぎません。とれるならもっとピップスをとってもいいですし、1ピップス以下でも構わないはずです。これが、自分流のスキャだというのであれば、それでOKだと考えます。

5分足のブレイク
5分足のブレイク

上のチャートは5分足のレンジから下へブレイクした画像です。ボリンジャーバンドのミドルバンドEMAがほぼ一直線になっていることからどちらかにブレイクしたらそちらの方向に10ピップス以上は伸びると考えられます。

ボリンジャーバンドのミドルバンドと他のEMAが一直線に並ぶとシグマ±2のバンドで跳ね返されることがよく見られるので逆張りのスキャルピングもOKですが、今回は違う手法ですので、レンジブレイクの判定でわかりやすいバンドとEMAについて説明します。

ロングとショートのせめぎ合いの時はエントリーしない

上のチャートは赤枠内でロングとショートがせめぎ合いをしています。EMAが平行になっていない状態でもせめぎ合いは起こりますが、平行になっている時が比較的わかりやすいといえます。平行状態になっている時は、どちらに動くかわかりませんので静観です。インターバンクやファンドなどは、戦略的にレートを持ち上げたり、下げたりするそうですが、一般の投資家はそうしたことはできませんので、動きが決まってからで構いません。

レートは上に抜けるか、下に抜けるか、その前に必ずといっていいほど、だましの動きをします。上のチャートではオレンジ丸のところです。5分足レベルのブレイクは、完全にブレイクしたといえません。4時間足、日足レベルでもだましはありますからブレイクしたからといってすぐに飛び乗るのは禁物です。少なくともブレイクしてからの戻りを待ちます。それがピンクの部分です。

5分足レベルでのロングとショートの決戦が決まり、最後の断末魔として戻り試しがあります。その時を狙うのです。

ネックラインをエントリーの基準にする

EMAを見るとブレイク後に広がっているので、広がったのを確認してボリンジャーバンドのミドルバンドで反発しているのを確認してからショートエントリーすれば、そんなにストレスを感じることなくトレードできます。

上位足の抵抗線を引いたチャート
上位足の抵抗線を引いたチャート

上のチャートは先ほどのチャートを拡大した図です。緑の線がネックラインで黄色の線が上位足の抵抗線です。EMAが広がっているあたりで緑の上の線をブレイクしたことがわかります。

ネックラインの見当がつく人はEMAがなくてもボリンジャーバンドだけでエントリーできますが、ネックラインがわかりにくい初心者の方はEMAが広がったらエントリーの準備が整っていると考えればいいでしょう。

しかし、そうなったからといってもすぐにエントリーしなくて構いません。まだ、セットアップができたという状態です。トリガーになるのはミドルバンドでの反発です。用心深く考えるなら、下の緑の線を抜けるのを確認してからでもいいでしょう。

利確は数ピップスでもいいですし、ミドルバンドをローソク足が抜けきるまででもいいですし、シグマ±2の上下にタッチする動きになってから見極めても構いません。

まとめ

  1. エントリーはロングとショートのせめぎ合いの決着がついてからでいい
  2. ブレイク前には騙しの動きが起こりやすい
  3. EMAが広がり始めたらセットアップ状態だと判断
  4. トリガー(エントリー)はミドルバンドの反発
  5. イグジット(利確)はミドルバンドをローソク足が抜けきるまで(その他もあり)

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