FXのスキャルピングはシンプルが一番です

シンプルスキャルピング

はじめに

平均足を使った1分足のシンプルなスキャルピング手法を解説します。この手法は15分足で環境認識をして、200emaで方向を確認してエントリーする方法です。シンプルですが、最低限の環境を読み取ることは必要です。また、基本的には順張りとなりますので、移動平均線とクロスしているようなレンジの時は様子見となります。スキャルピングを主としますが、トレンドになっているようならデイトレに移行するのもありです。

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15分足で環境認識する方法

ここで紹介するのはシンプルなスキャルピング手法ですが、すくなくとも環境認識は必要です。使用するインジケーターはボリンジャーバンドの25、ミドルバンドとシグマ+2と-2を表示させます。そして200emaを使います。

ユーロドル

このチャートは15分足のユーロドルです。黒矢印を見るとわかりますが、レンジから下落トレンドに入っています。赤矢印を数えると現在4波の途中なので、5波の下落の波を狙うことになります。200emaで反発していることがわかります。トレードするときは、スキャルピングでもデイトレでも、このようにトレンドが出ているチャートの通貨ペアを選ぶことが結構大事です。順張りしていると負ける可能性が低くなるためです。もちろん、トレードには絶対はありませんので、絶対大丈夫とはいえません。あくまでも確率の話です。

ユーロ円下落チャート

上のチャートはユーロ円の15分足です。これも下落トレンド中といえる(あくまで15分足レベル)チャートです。200emaから大きく乖離しています。こういうチャートは大きな波と小さな波を繰り返すので注意が必要です。黒い矢印が大きな波、赤い矢印が小さな波です。赤い波だけ意識していると黒い波にさらわれるので上下をきっちり見る必要があります。

ドル円のチャート

上のチャートはドル円の15分足です。やや下落トレンドに傾いている風に見えますが、黒い矢印を明確に下抜けするまでは、下落トレンドと判断ができません。こういうチャートは荒れることが考えられるので見送るのも手です。

15分足でトレンドを形成しているときに200emaに一旦絡んでから方向性が決まることはよくあります。天底なら上下に振れる波になることもあるのですが、トレンド中(1波から5波形成中)なら、トレンド方向に進みやすいと言えます。

トレードがしやすいチャートを選ぶ

一般的にトレードをするには「Trend is Frend」といわれるように、トレンドが出ている通貨ペアが好ましいといえます。初心者の間は通貨ペアを絞るべきといわれますが、それは慣れるまでか、あるいは、特別のこだわりがある場合を除いて、さまざまな通貨ペアを見ることをおすすめします。

さまざまな通貨ペアを観察することによって、通貨ペアのクセや関係性がわかるからです。なによりトレンドが出ている通貨ペアでトレードする方が勝利しやすいというメリットがあります。

さて、ユーロドル、ユーロ円、ドル円の3つのチャートをチェックしました。この中で15分足で、比較的きれいなトレンドを描いていたのはユーロドルなのでユーロドルでスキャルをすることにします。

移動平均線の角度がついているところを狙う

15分足でラインを引く

まず上記のように15分足を拡大してミドルバンドと上下バンドの向きに沿ってラインを引きます。チャートでは青いラインです。赤く伸びているのは200emaです。角度がなく、ほぼ直線になっています。ボリンジャーバンドのミドルバンドもほぼ直線になっています。実は、こういう状態はしばらく持ち合いになるか、高値更新、安値更新の両方のあるやっかいな動きになることがあります。いわゆるY字のチャートです。

ミドルバンドと200emaが重なってくるとバンドの上下タッチを数度行ったあと、どちらかに動き出すことがよく見られます。

1分足のチャート

15分足からチャートを1分足にしたのが上のチャートです。一見、ぐちゃぐちゃしたチャートで、トレードしにくいように見えます。しかし、ミドルバンドが200emaを下抜いている(デッドクロス済み)状態なので、下の青のラインにタッチするまでショートのスキャルピングができるチャートといえます。エントリーは真ん中のブルーラインにタッチして陰線になったことを確認してエントリーします。10ピップスほどの値幅しかないので1〜2ピップス取れればいいかと思います。

1分足のサポートを確認する方法

1分足に限ったことではありませんが、移動平均線をブレイクしたプライスは、その後サポートやレジスタンスになることがあります。1分足のスキャルでは、そうしたポイントで決済するのも方法です。

移動平均線がサポートになる

上のチャートの左側で赤丸で囲んでいるところは、1分足ながら200emaをブレイクしています。右側の赤四角を見ていただくとわかりますが、ここでWボトムになっています。比較的反発しやすいことがわかります。上から叩いて(ショート)すぐに決済するのが、こうした場所でのトレードになります。

ただし、デイトレードの場合は別です。真ん中の青線はボリンジャーバンドのミドルバンドです。ここでも反発しているので、下の青ラインを15分足レベルでブレイクすれば、もう一段下へゆく可能性があります。つまり、戻り売りの局面というわけです。

逆張りスキャルと順張りショートのコンボ

ユーロドルは15分足でみると下落トレンドですが、200emaにからんで持ち合いになっている状況です。この場合、1分足でトレードするなら1分足の200emaとボリンジャーバンドのミドルバンドを参考にトレードをします。

スキャルピングの場所とデイトレードの場所

上のチャートでは左の青丸のところでゴールデンクロスを描き、その後、200emaがボリンジャーバンドのミドルバンドをサポートしてやや上昇のチャートになっています。こうした場合は素直に200emaの反発をトレードにします。平均足を使うとわかりやすいですね。足の色が同じ間はそのまま持って色が変わる、あるいは実体が小さくなれば決済です。

チャートに従いスキャルをしつつ、デイトレのショートを狙います。狙い目はミドルバンドと200emが平行になって、上値が抑えられたところです。ちょうど赤矢印の起点となるところがショートを入れるベストポジションです。

おわりに〜3つ目のブレイクはだましだった〜

今回のユーロドルでは15分足レベルで下落トレンドを形成していることから第5波のショートを狙うデイトレードに、1分足のスキャルを組み合わせたトレードとなりました。チャートを見ると3つ目の山がブレイクをしていますが、これがダマシとなって下落しています。

ユーロドルのY波動

チャートをよく見ると下値が切り下がり、上値が切り上がる状態になっています。200emsの圧力の動きをみつつピンクのところでそのまま下落になるのではないか? との見方もできます。

上昇しているのですが、ピンクで下落のダマシになっていることから次に高値を更新しても下落するかもしれない(Y波)との考えが浮かぶようになれば、初心者卒業といったところではないでしょうか。

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