これは、私のデイトレードの方法を明かす記事です。デイトレードと書いていますが、スキャルピング的な判断で決済して入る直す、あるいはドテンすることもあります。
デイトレードで重要なことは、どの波の中にいて、どう進むかを判断する視点です。
日足を水平線で確認する
日足では完全にアップトレンドに入っている状況と分析します。次のチャートはどのような分析ができるでしょうか。基本的には上昇の場合、レンジの場合、下落の場合の三つの考え方をします。
◼️ローソクの形を見る
上昇方向だが、上と下にヒゲが伸びており、今日は小休止的な下落の日かもしれないと判断します。
◼️上昇の仮説を立てる場合
●1.41突破がこの日の一つの目安
●1.41突破することで押し目から昨日の高値を超えて行く場合は、押し目から高値の倍の位置まで伸びる可能性がある
という二つのことが想像できます。
◼️下落の仮説を立てる
●1.404あたりまで下がる。これは昨日の上昇幅の50%あたりであり、その前日のヒゲの先あたりなので意識されやすい位置だから。
◼️レンジの場合の仮説を立てる
●下落して押し目から昨日の高めまでのレンジの動きになるかもしれない。
もし、天井付近なら一気に落ちることもなくはないのですが、多くは上下の波を続けてどちらからの方向へ動くと考えます。
これらは、あくまでも仮説です。どのような方向を描くかを想定するだけです。デイトレードで立てる大きな戦略というべきものです。
考え通りになることもあれば、もちろんそうならないときもあります。では、そんな、そうなるかわからないプランで戦略が必要なのか? という疑問が浮かび上がります。
トレードプランはエントリー場所を決めるとか、どれだけピップスをとるかなど、予想するものではありません。しかし、何かの指標をもたないと決断ができません。そのための戦略プランなのです。
基準を元にトレードしなければ、再現性も頭に定着しませんし、何より撤退すべきときや攻めるときがわかりません。
プライスが、思わぬ方向や想定外の動きをしたときは、即撤退するか、様子見すればいいのです。そして、自分が取れると思った時に仕掛けをします。
1時間足でエントリーを考える
次に日足部分を1時間足にしたチャートをご覧ください。
1.4040あたりからロングを狙うのが本命でしたが、実際にそこまで落ちずに上昇して、昨日の高値を超えました。こうした局面では、A、B、Cのところで3回ほどトレードチャンスがあると考えます。
実際出来上がっているからわかるんだろう、そう考える方もいるかもしれません。これはあくまで経験上のことですが、ボリンジャーバンドのミドルバンドやσ2でヒゲが現れた時、逆方向に行くことがしばしば見られるのです。
このチャートでは上昇トレンドなので、基本はロング狙いです。Aの位置はミドルバンドで反発して下ヒゲを形成しています。陰線確定を待って、その陰線の安値を損切りにしてロングで入ります。
Bの位置は逆張りです。上昇で勢いがあるので、数ピップスとるあやとり、もしくはミドルバンドまで。
Cも下限のバンドでヒゲを形成していますのでロングです。チャートパターンでは1、2、3のトリプルボトムに近い形なので、比較的ラクな感じでエントリーできます。
日足で上昇のトレンドであることを確認していなければ、Bの位置でショートをホールドした状態のままにして、損切りさせられることもありえます。
日足での全体把握という戦略を持っていなければこうはいきません。
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