はじめに
スキャルピングに適した時間帯というのは、欧州時間やニューヨーク時間など値動きが大きいときだと言われる。しかし、それは全くの見当違いだと断言できる。
なぜならスキャルピングに対しての姿勢やトレーダーの性格や考え方によってトレードがしやすい、しにくいの条件が異なるからだ。スキャルピングに適した時間帯とは、自分自身が勝ちやすい条件を知るのと同じことで、それは各人それぞれから見た相場である。それが相場に振り回されない(損切りの少ない)コスパのいい時間帯だ
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短期、中期、長期の移動平均線でスキャルのしやすさを見る
私が比較的売り買いの両方でスキャルピングをするとき、やりやすいと感じるのは下の図のように短期(ボリバン24)、中期(75ems)、長期(200ems)が直線になっているときだ。これはボリバンがスクーズしている状況で、レンジ幅が狭くなっている状態だ。上下のどちらかにレンジブレイクすれば、動き出せば動き出した方向にエントリーすればいい。
こうした状態での、スキャルピングはこまめに取れるし、スピーディな動きではなく、エントリーしやすい。もっとも1-3ピップス程度しかとれないが、取れる幅が少ないということは損切りも少なくてすむ。
アジア、欧州、ニューヨークの時間帯で出現する
こうした値動きは、アジア、欧州、ニューヨークの時間帯のいずれでもみられる。どの時間帯でも三角保ち合いの先の方で現れる。上の図は1分足だが、15分足なら上ヒゲ、下ヒゲが出ている状況だ。
こういう場所が出現するプライスは予測がつきやすい。以前にレンジになっている場所である。これについてはゴールデンクロス、デッドクロスを解説するときに書こうと考えているが、ゴールデンクロス、デッドクロスは、今の時間帯をみるより過去の時間帯を見た方がいいという検証方法による。
各相場のオープン時
わざわざ書くまでもないが、大きな動きを狙うならアジア、欧州、ニューヨークそれぞれの時間帯がオープンした時だ。
私の場合、デイトレの場合は、アジアオープン時(AM9時)にはすでにポジションを持っているか、そうでなければ、ひと動きが終わってからスキャルピングを行うのが常だ。
欧州時間は各国のマーケットの動きがまちまちでなんともいえないのだが、デイトレに関しては方向が見えてからエントリーするときが多い。というのも欧州時間に入るとアジア時間と流れを同じにするか、逆に動き出すかのどちらかわからないからだ。また、欧州序盤は騙しの動きになることも多く、思い込みや希望トレードをもっとも避けなければならない時間帯でもあるからだ。
欧州時間では、序盤に大きく動き、その後動きが鈍くなる18-21時ごろまでスキャルピングを行うことが多い。10ピプスでもとれればいいと考えているからだ。
かつてデイトレードだけをしているときに、アジア時間からホールドしているプラスの玉(20-30ピプス程度)が逆行をして損切するという苦い経験を幾度もしてきたためだ。
おわりに よく動く時間帯は損切りも早く
スキャルピングを好む人は結果として答えを早く出したい、あるいは、マイナスポジションを長く持ちたくない人であろうから、結果としてはニューヨークオープン以降が主戦場になるのは仕方がないかと思う。しかし、曜日、月初、中旬、下旬によっても値動きが変わることを意識する方がいいだろう。
日本でもゴトビの影響があるし、かつては正午ごろに大きく値動きを見せるときがあった。何か相場の動きにもトレンドめいたものもある。
スキャルピングのコツがわかる記事
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