FX投資の基礎知識|初心者向けのFX全入門

みんなが好きなボリンジャーバンド

FXトレードにおける代表的なテクニカルの1つでもあるボリンジャーバンド。バンドという名称からも分かるように、収縮や拡大を繰り返しながら動いていくテクニカルだが、バンドの動きを読むことによって現在及び将来の為替相場の動きを予測できる。
バンドの動きによって現在及び将来の為替相場の動きを予測することが可能なのは、ボリンジャーバンドの使い方を極めれば向かうところ敵なしのような感じはするが、果たしてそんなことができるのか。
現在及び将来の為替相場の予測ができるボリンジャーバンドの特徴と使い方について説明する。

トレードにおけるボリンジャーバンドとは

FXトレードにおけるボリンジャーバンドの構成は基本的に3本の線によって成り立っている。3本の線は、上・中・下と分かれており、上下の線は標準偏差と呼ばれている。また、中の線は○期間の移動平均線(ミドルライン)になっている。

トレードにおけるボリンジャーバンド
ボリンジャーバンド

※ 水色線→±1.0σ
※ 緑色線→±2.0σ
※ 赤色線→±3.0σ

上記参考図では、標準偏差値を±1.0、2.0、3.0と3本(上下合わせると6本・真ん中の線はミドルライン)表示させて為替相場の動きを監視しているところだ。

ボリンジャーバンドの見方

ボリンジャーバンドの見方
ボリンジャーバンドがスクーズしている

ボリンジャーバンドの見方について説明しよう。上のチャートの黄色の四角で上下のラインが収縮(あるいは横ばい)傾向で真ん中のミドルラインも横ばい傾向の場合には、為替相場にあまり大きな動きがないレンジ相場になる(持ち合い相場)。
為替相場が持ち合い状態で推移している場合には、ボリンジャーバンドの±2.0σ近辺での為替レートが反転する可能性があるので、為替レートの動きとは反対方向へポジションを持ち、ミドルラインまたは反対の±1.0σ、±2.0σ近辺での決済が有効なトレード手法だ。
ちなみに、現在動いている為替レートの反転を見越して反対方向へ新規ポジションを持つことをFXトレード専門用語では逆張りと呼ぶ。為替レートが動く方向とは逆方向へエントリーする(張る)訳なので、逆張りという名称も納得だ。

ボリンジャーバンドのエクスパンション

そして、先程の例とは逆で、現在のボリンジャーバンドの上下ラインが拡大傾向(黄色矢印のように)にあり、さらにミドルラインも上向き(または下向き)の場合には、為替相場にトレンドが発生している可能性が高くなる。
為替相場にトレンドが発生しているときは、トレンド状態が続く可能性があるのだ。
ボリンジャーバンドのトレードは以下の通り

1.ボリンジャーバンドの拡大方向やミドルラインの向きを確認する。
2.ローソク足もミドルラインの向きの上または下で動いているか確認する。

例えばミドルラインが上向きの時にはローソク足はミドルラインの上、ミドルラインが下向きの時にはローソク足はミドルラインの下の場合はミドルラインの方向へエントリーする手法が有効になる。
つまり、現在のボリンジャーバンドが拡大傾向の場合には、ミドルラインが傾く方向へエントリーする方法が有効になる。ちなみに、先程の逆張りとは違い、現在動いている為替方向へ新規ポジションを持つことは、FXトレード専門用語では順張りと呼んでいる。

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