FX投資の基礎知識|初心者向けのFX全入門

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析は為替チャートに織り込まれるという考え方があり、また実際にファンダメンタルズ要因で為替チャートが大きく動く。


ファンダメンタルズ分析とは、FXトレードで取り扱う通貨の該当国や該当国とつながりのある国の経済状態や政策、国際紛争、大規模地震などの天災が相場へもたらす影響を想定する分析方法のひとつだ。
経済破綻や紛争が起きた場合には、該当国の通貨が大きく動く。ファンダメンタルズ分析は経済破綻や紛争後の為替レートの動きを予測する上で重要になる。

ファンダメンタルズ分析では、通貨該当国の状況はもちろん該当国と関係のある国までその影響が及ぶ可能性があるので容易にできるものではない。

だから、FXで収益をあげるためには、まずはテクニカル分析をしてその後テクニカルの動きを見ながらファンダメンタルズ分析を行った方がよい。

もっとも、2つの分析を同時にこなすことができれば一番よいのだが、それをするにはかなりの労力と時間と経験が必要になるので、まずはテクニカル分析に集中した方がよいかもしれない。

トレードにおけるイベント(ファンダメンタルズ)相場とは

ファンダメンタルズ

サブプライム問題やギリシャショックのような大きな問題が起こった場合、為替相場の動きは活発になる。これらの問題は世界中に多大な影響を与え、為替相場が大きく動いた。

このようなイベント相場は、不確定要素があるので、問題の全容がわからない。為替レートが一旦下落したかと思えば急に上昇したりと、不安定な動きをすることがあるのだ。

さらにいえば、イベント相場では為替相場が大きく動いてから少し時間が経過しないと、一般のトレーダーにはその情報が伝わってこない場合が多々ある。

為替相場が大きく動いたにも関わらず、その原因が掴めない=タイムラグが発生してしまうのだ。そして、為替相場が大きく動いた場合、チャンスを見逃さないぞと言わんばかりに多くのトレーダーが新規でエントリーすることがある。

しかし、原因がはっきりと掴めていないのにその場の勢いでトレードするのはかなりのリスクを伴うのだ。確かに、為替相場に大きな動きが出ればその波に乗りたいという気持ちは分かるが、大きな動きの根本が分からないと、追加のニュースによっては為替レートが急反転する可能性があるのだ。

為替相場の動きに乗ったと思っていても、その後の急反転によって利益が損失に変わることがあるので注意が必要だ。

ファンダメンタルズはチャートで表現される

ファンダメンタルズはテクニカルで表現される
ファンダメンタルの要素はすべてチャートに織り込まれる

ファンダメンタルズ相場は、国や企業の経済状況に変化があった場合に動き、それは短時間のテクニカル分析(チャート)では思いもよらない動きとして現れる場合がある。

FXトレードで収益をあげるには、テクニカル分析は必須になるが、ファンダメンタルズ相場の初期では、特に慎重に分析する必要がある。
FX初心者の人はファンダメンタルズ相場に入ったときは、可能な限り上位足で分析を行うか、それでも分かりにくい場合は、ニュースなどをつぶさに分析して相場相場の方向を分析する必要がある。

普段、時間足でトレードしている場合なら4時間足や8時間足を基準にすれば、より俯瞰的に相場をつかむことができる。

ファンダメンタル相場は、一般的には大相場となり、収益を拡大するチャンスでもある。5分足や15分足を使っているデイトレーダーでもそれは同じことだ。

もちろん、ファンダメンタルといっても急に発生する天災などは別だ。何も自分から難しい相場に入っていかなくても、待っていれば自分の得意な相場はやってくるのだ。また、ファンダメンタルの結果はチャートに表現される。テクニカル的にも長期視点なら分析できる。

不思議ではあるが、それは事件や天災のような突発的なことでも、後でチャートをみると、起こるべきレートやポイントで発生しているとみてとれるのだ。

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